川須栄彦騎手が京都12Rで落馬――経緯とレース詳細、両選手・両馬のプロフィール総まとめ

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2025年10月5日(日)の京都12R(3歳以上2勝クラス・芝1200m、16頭立て)で、川須栄彦騎手が騎乗したセレッソデアモールが直線で他馬と接触して転倒し、川須騎手は落馬して救急搬送されました。JRAの発表は「頭部・左肩の負傷」。馬体には異常が確認されていません。

併せて、川須騎手には「最後の直線で十分な間隔がないのに先行馬を追い抜こうとした」行為に対し過怠金10万円の制裁が科されています。

事故の概要(いつ・どこで・何が起きたのか)

  • 発生日時/場所:2025年10月5日(日)京都競馬場・第12レース(芝1200m)。馬場状態は「稍重」、天候は曇でした。

  • 状況:直線半ばで外側の馬と接触し、セレッソデアモール(牝5)が転倒。川須栄彦騎手(33)はその場で起き上がれず担架で搬送され、JRAから頭部・左肩の負傷が公表されました。馬に異常は確認されていません。

  • 裁定(制裁)過怠金10万円。理由は「最後の直線コースで十分な間隔がないのに先行馬を追い抜こうとしたため」。

公式発表ベースでは、接触の相手馬・騎手名を特定して責任を問う説明は出ておらず、裁定は川須騎手側の“進路選択”に対して科されています。

レースの流れと着順・時計

  • 条件:3歳以上2勝クラス(定量)、京都芝1200m外回り、16頭。

  • 勝ち馬/時計ブラックケリー(牝3、長谷川浩大厩舎)—1分07秒9。鞍上は横山武史騎手。2着ジュンヴァンケット(松山弘平騎手)、3着カンシン(坂井瑠星騎手)。

展開のポイント

スタート後は先行勢がばらけつつ、直線で外めに各馬が広がる形。勝ち馬ブラックケリーは中団外から長く良い脚を使い、ゴール前で抜け出しました。一方、直線半ばでセレッソデアモールが外側の馬に接触して転倒し、競走中止となっています(馬は異常なし)。

事故は直線コースで発生。JRA「競走中の出来事等」でも「外側の馬に接触し、転倒」と明記され、騎手の負傷馬体の異常なしが確認されています。

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両選手のプロフィールと近況

川須 栄彦(かわす・よしひこ)騎手

  • 年齢:33歳(2025年時点)。デビュー16年目、JRA通算416勝

  • 近年の主な騎乗実績シャマルとのコンビでかしわ記念連覇さきたま杯勝利などダートの大舞台で結果。勝負強さと思い切りの良いエスコートで注目を集めています。

  • 今回の件:JRA発表は頭部・左肩の負傷。容体の詳細は続報待ちですが、まずは静養・検査が最優先となります。

横山 武史(よこやま・たけし)騎手

  • 関東を代表するリーディング上位の若手〜中堅ジョッキー。大舞台でも冷静なペース判断と直線での決め手を引き出す騎乗で知られ、今回もブラックケリーで1分07秒9の好時計勝ちに導きました。

両馬の紹介

セレッソデアモール(牝5・栗東・庄野靖志厩舎)

  • 血統・登録:父リオンディーズ、母ブランダムール。JRA登録の現役牝馬で、芝短距離を中心に使われてきたスピードタイプです。

  • 今回:直線で外側の馬に接触し転倒→競走中止馬体は異常なしと公表されています。

ブラックケリー(牝3・栗東・長谷川浩大厩舎)

  • 血統・登録:父モーリス、母フィールグリュック。馬主は水谷美穂氏、生産は中田英樹氏(新ひだか町)

  • 戦績の概況:2025年は短距離で台頭し、今回の京都12Rで2勝クラスを突破。将来的には上のクラスでも通用をうかがわせる内容でした。

 直線で何が難しかったのか――1200m外回りの“進路取り”

京都の芝1200m外回りは、直線が長くスピードの乗る差し・追い比べになりやすい一方、追い上げ局面で前が狭くなるリスクが常につきまといます。特に今回のように馬場が「稍重」で、内外の馬場差や隊列のばらつきがある日は、外へ持ち出す馬伸びる進路を狙う馬が重なり、十分な間隔の見極めが難しくなります。JRAの裁定は、その進路判断が適切でなかったと結論づけています。

公式発表とメディア報道の一致点

  • 負傷部位(頭部・左肩)馬体異常なし制裁内容(過怠金10万円)、**発生箇所(直線)**などの核情報は、JRAの「競走中の出来事等」や“今日の出来事”告知、主要メディアの速報で整合しています。

  • レースの着順・時計は、JRA結果を基に配信する各サイト(netkeiba、ウイン競馬等)で同様に確認できます。ブラックケリー1:07.9—横山武史2着ジュンヴァンケット—松山弘平3着カンシン—坂井瑠星

SNSでは“どの馬がどの方向へ寄れたか”などの推測も散見されますが、公式裁定は川須騎手の進路選択に対する過怠金であり、他馬・他騎手の加害性を断定する説明は出ていません。本稿はJRA・主要メディアの一次情報を基礎に記述しています。

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今後に向けて――再発防止と回復を祈って

短距離戦はゴール前の密集が常態化しやすく、“十分な間隔”の確保は安全面の最優先課題です。各騎手は隊列の変化を先読みしつつ、ラストの一歩で「突っ込む/外へ切り返す/待つ」の判断が求められます。今回は不幸にして転倒・落馬に至りましたが、馬は無事とされ、川須騎手の回復が何よりも望まれます。

要点の振り返り(箇条書き)

  • 発生:2025年10月5日・京都12R(芝1200m)。直線で接触→転倒→落馬

  • 負傷:川須騎手は頭部・左肩の負傷(JRA発表)。セレッソデアモールは異常なし

  • 裁定過怠金10万円(「十分な間隔がないのに先行馬を追い抜こうとした」)。

  • 結果:1着ブラックケリー(横山武史)1:07.9、2着ジュンヴァンケット、3着カンシン

  • 両馬プロフィール:セレッソデアモール=父リオンディーズの牝5。ブラックケリー=父モーリスの牝3(長谷川浩大厩舎)。

エルボーした??

JRAの公式発表や裁定に「肘(エルボー)で押した」事実や認定は出ていないようです。

当該レース(10月5日・京都12R)については、セレッソデアモールが直線で外側の馬に接触して転倒、川須栄彦騎手は負傷。裁定は**「十分な間隔がないのに先行馬を追い抜こうとした」件で川須騎手に過怠金10万円**、という内容です。他騎手の“危険行為”を示す記載はないようです。

参考までに、JRAの公式ルール上、他騎手に対する危険な身体的接触(仮に“エルボー”のような行為)が確認されれば、重大な妨害として失格・重い処分の対象になります。本件の公式情報はその種の認定には至っていません。

要するに、公式には「馬体の寄れによる接触→転倒」と整理され、腕で押すような行為は認定されていない、というのが現在出ている一次情報ベースの結論です。続報で裁定が更新されたり映像検証が加われば話は変わりますが、現時点ではそのような認定はないようです。

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