鳥人間コンテストって?
自作の“人力飛行機”で琵琶湖の特設プラットフォームから飛び立ち、人力プロペラ機部門と滑空機部門で距離(および今年の新コースでは完走タイム)を競う大会です。
プラットフォームは**水面上10m/助走路10m/傾斜3.5°**が共通条件で、会場は滋賀県彦根市・松原湖岸です。
開催日時・放送
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大会開催:2025年7月26日(土)=人力プロペラ機/27日(日)=滑空機(彦根・松原湖岸)
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テレビ放送:2025年9月3日(水)19:00〜21:00(読売テレビ・日本テレビ系)— 今年は「衝撃の新記録誕生」が事前予告の見どころとして告知されていました。
2つの部門を解説
人力プロペラ機部門(今年は“空のマラソン”に)
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何を競う?
パイロットがペダルでプロペラを回して飛ぶ“超軽量機”。
今年から南(沖島側)往復+北(竹生島側)往復=計42.195kmを“到達したらその記録で確定”。
複数チームが完走した場合は、「タイムの速さ」で優勝が決まります。旋回点は3つのパイロンを周回する新設計です。 -
勝負のカギ:
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風の読み(向かい風/追い風の使い分けと旋回の高度管理)
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ケイデンス維持(長時間一定出力で回し続ける持久力)
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軽量・高剛性の設計(翼・プロペラ・トラスの最適化)
新コースで**“距離+タイム”の駆け引き**が濃くなり、作戦の幅が広がりました。
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滑空機部門(無動力の“伸び”を極める)
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何を競う?
プラットフォームから助走して無動力で滑空し、プラットフォーム先端から着水した機体の“最後尾”までの水平距離を競います。
翼形・重量バランス・離陸の瞬間の走力/操舵が記録を大きく左右します。 -
近年の傾向:高度な設計・操縦で600m超のビッグフライトが出る年もあり、今年は女性パイロットが複数参戦してハイレベルな争いが注目点でした。
今回(2025年)放送の“見どころ”
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新ルールの人力プロペラ機=「空のマラソン」42.195km:3パイロン旋回の最適ライン取り、複数完走ならタイム勝負という新しい緊張感。
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滑空機の新星&女性パイロットの台頭:レジェンド不在の年に、若手や女性の大飛距離フライトが番組の山場として予告されていました。
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“新記録誕生”の番組告知:放送前記事でも歴史に残る新記録が示唆。どの部門・どの瞬間かに注目が集まりました。
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MC&ゲストの化学反応:矢部浩之さん・羽鳥慎一さんに佐々木希さんが新加入、スタジオ・現地からの熱量あるリアクションが臨場感を後押し。
今回(2025年)放送の出場チーム一覧
※番組発表ベース。チーム名/パイロット(年齢)/所在地・出場回数
人力プロペラ機部門(14チーム)
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東海大学 人力飛行機チーム TUMPA/鍵岡 里桜(20)/神奈川・31回
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東京科学大学 Meister/松川 旺真(20)/東京・24回
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NIJI Wings 彦根/平田 哲也(38)/滋賀・1回
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大阪工大 人力飛行機プロジェクト/小野 健悟(20)/大阪・22回
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東京理科大学 Aircraft Makers/太田 陽也(21)/千葉・7回
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大阪公立大学 堺・風車の会/越智 拓翔(20)/大阪・27回
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FlightWorks/岩瀬 正典(34)/埼玉・8回
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静岡大学 ヒコーキ部/桂 凪澄(20)/静岡・6回
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筑波大学 つくば鳥人間の会/柴田 悠玖(21)/茨城・29回
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東京都立大学 鳥人間部 T-MIT/岩崎 拓斗(19)/東京・21回
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早稲田大学 宇宙航空研究会 WASA/野地 陽葵(21)/東京・30回
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大阪大学 飛行機制作研究会 albatross/南波 圭吾(21)/大阪・9回
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北海道大学 NorthernWings/五十嵐 京(20)/北海道・8回
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東北大学 Windnauts/波戸 陽太郎(20)/宮城・24回
滑空機部門(17チーム)
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法政大学 航空工学研究会 HoPE/本間 彩音(20)/東京・21回
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桜美林大学 CIEL/真島 大輝(20)/東京・2回
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都立産技高専 TeamЯTR/橋村 菜乃子(19)/東京・21回
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東京理科大学 鳥人間サークル 鳥科/平野 竜海(21)/東京・17回
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九州大学 鳥人間チーム/鈴嶋 悠大(20)/福岡・44回
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日本大学生産工学部 津田沼航空研究会/高安 琉偉(20)/千葉・19回
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Larks/山本 美有紀(33)/千葉・1回
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兵庫県立大学 wishbirds/後藤 圭吾(20)/兵庫・3回
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Iwatani クリーンエネルギーチーム/山之口 雄大(25)/大阪・15回
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徳島大学 鳥人間プロジェクト/中西 彩歌(20)/徳島・5回
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広島工業大学 HIT Sky Project/榎 一馬(23)/広島・3回
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静岡理工科大学 Sky Traveler/稲葉 詩京(21)/静岡・11回
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愛知総合工科高校専攻科 T&E鳥人間部/谷川 恵介(20)/愛知・5回
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下総OSC/星 一彦(71)/千葉・8回
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上智大学 Flying Turkeys/秋間 百合香(21)/東京・22回
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TEAM Black Bird/松村 歩果(24)/滋賀・1回
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東京都立大学 MaPPL/吉田 美央(21)/東京・29回
今年は人力プロペラ機14/滑空機17の計31チーム。滑空機は女性パイロット7人が参戦し、男女入り混じった熱戦が注目されています。
過去の優勝チームと記録(抜粋)
※近年中心の代表的な年。フル一覧は公式「大会の歴史」を参照。
人力プロペラ機部門
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2017年:BIRDMAN HOUSE 伊賀、約40km往復(史上初の“40km完全制覇”)
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2019年:BIRDMAN HOUSE 伊賀、60km完全制覇(史上初)
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2023年:BIRDMAN HOUSE 伊賀、69.682km=大会最長到達記録(当時ルール)
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2024年:東北大学 Windnauts、21.82369kmで優勝(学生勢の実力を示す勝利)
滑空機部門
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2023年:Team 三鷹茂原下横田(大木祥資)優勝
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2024年:Team 三鷹茂原下横田、645.15mの歴代最高記録で連覇
年代横断の詳細データは、公式サイト「大会の歴史」から年別・チーム別に確認できます。
過去に“話題・盛り上がった”チーム
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BIRDMAN HOUSE 伊賀:2017年40km→2019年60km→2023年69.682kmと快挙を更新し続けた社会人強豪。人力飛行の到達点として多くの視聴者を魅了しました。
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東北大学 Windnauts:学生トップクラスの実力で長年上位。2024年の優勝で存在感をあらためて示しました。
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Team 三鷹茂原下横田:滑空機で歴代最長645.15m。技巧派フライトと“レジェンド”の異名で話題に。
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大阪公立大学 堺・風車の会:ディスタンス3度優勝・タイムトライアル3度優勝(在籍時代含む)などの実績で関西勢の象徴。
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Team Birdman Trial(TBT):長年にわたり独創的な機体・挑戦を続ける常連チーム。OB・現役の技術継承が語り草です。
放送中のネット反応(X等のリアルタイム投稿より要約・匿名/30)
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「空のマラソン、コース解説が分かりやすくて今年は“戦略の違い”が見える」
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「序盤から風が強めでドキドキする」
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「旋回のライン取りがプロっぽくて見入った」
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「新記録の告知に向けて演出がアツい」
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「女性パイロットの安定した離陸に感動」
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「ケイデンス維持のキツさをもっと伝えてほしい、でも映像から伝わる」
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「スタジオの阿部亮平くんが楽しそうで微笑ましい」
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「佐々木希さんのリアクションが素直で良い」
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「地元の大学・社会人チームが出た瞬間、ご当地Xが一斉に盛り上がる」
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「プラットフォームの緊張感、何度見ても手に汗」
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「新ルールのタイム勝負が面白い、来年以降も見たい」
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「滑空機の“伸び”がエグい、空撮が増えてコース感が分かる」
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「現地は風が難しそうだけど選手の修正力がすごい」
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「旋回成功の瞬間に思わず声が出た」
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「機体の仕上げ(翼表面の美しさ)にうっとり」
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「Iwataniはじめスポンサー読み上げも“夏の風物詩”」
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「TVerのリアルタイム・見逃しが助かる」
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「学生 vs 社会人の作り込み差・思想の違いが見えて面白い」
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「下総OSCのベテランにリスペクトの声が多い」
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「関西勢の気迫、毎年すごい」
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「東北・北海道勢の風読みも巧み」
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「離陸~安定飛行までの一体感、演出が良い」
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「実況・テロップが今年は見やすい」
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「ペラ音が消えた瞬間の静寂が怖いけど美しい」
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「安全運営の徹底が伝わって安心して見られる」
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「パイロット交代や体調管理のドラマに泣いた」
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「スタジオと現地の連携がテンポよくて好き」
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「設計思想の比較カットがもっと見たい」
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「**“距離だけでなくタイム”**になってドラマの作法が変わった」
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「来年は複数完走のタイム差決着をもっと見たい!」
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