ダウンタウン・浜田雅功、初の個展「空を横切る飛行雲」を観る——“笑い”の次に見せる、線と余白の勝負

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お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功さんが、キャリア初の本格個展「空を横切る飛行雲」を開催します。会期は2025年10月19日(日)〜12月21日(日)、会場は東京・麻布台ヒルズ ギャラリー。タイトルが示すように、見る者の脳裏にすっと残る“飛行雲”のような痕跡を、浜田さんは絵で残そうとしています。お笑い、音楽、ファッション、俳優業——幾度も越境を成功させてきた彼が、いよいよ“アート”のフィールドに本気で挑みます。

開催概要と基本情報

  • 名称:浜田雅功展「空を横切る飛行雲」

  • 会期:2025年10月19日(日)〜12月21日(日)※10月17日・18日はスペシャルプレビューDAY会期中無休

  • 時間:金・土・日・祝 10:00–20:00/月・火・水・木 10:00–18:00

  • 会場:麻布台ヒルズ ギャラリー(港区虎ノ門5-8-1 ガーデンプラザA MB階)

  • アクセス:東京メトロ日比谷線「神谷町」5番出口直結、南北線「六本木一丁目」4番出口徒歩8分。

今回の個展は、国内外の著名アーティストの展覧会を多数手掛ける同ギャラリーの空間スケールを生かし、“美術展”としての骨格をしっかりと立ち上げる構成になっています。

すべて描き下ろし。浜田流“線”の現在形

最大の見どころは、展示作品がすべて本展のために描き下ろされた新作原画であること。会場では、浜田さんが制作過程で語った断片的なコメントが作品に添えられ、制作の裏側や思考の軌跡にも触れられる趣向です。テレビで話題を集めてきた“浜田画伯”のイメージが、個展というフォーマットでどう更新されるのか——その答えを来場者自身が確かめる場になります。

制作メディアにも注目です。プロフィールには、市販の黒マジックペンをメインに、絵具やキャンバスといった既存の装置をあえて排し、即興性の高いツールで“迷いのない線”を引く作風が記されています。完成度よりも感覚の生々しさを重視し、記憶の曖昧さを受け入れる。その線は観る者の想像力を大きく喚起します。

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高須光聖らが結集。展覧会を“作品”化するチーム

本展は、浜田さんの幼少期からの友人でもある高須光聖さんが監修。クリエイティブ・ディレクターに北原和規さん、ビジュアル撮影に浅田政志さん、会場構成に建築家ユニットdot architectsが参加します。お笑い×デザイン×写真×建築が交差する、**学際的な“つくり”**が仕込まれています。

会場は**“どこか懐かしさを感じる架空のまち”として立ち上げられ、歩く体験そのものが展示に組み込まれる設計。映像作家Shuma Jan**による映像作品も上映され、制作の舞台裏や思想を立体的に感じ取れる構成です。

体験を広げる仕掛け——音声ガイド・カフェ・グッズ

音声ガイド(無料)

すべてのチケットで音声ガイドが無料。豪華ゲストが作品を語る形式で、解釈の幅を広げてくれます(出演者は後日発表)。

コラボカフェ「喫茶 はまだまさとティー」

会場B1には、浜田さん命名の期間限定カフェが登場。好物のチャーハンやコロッケ、作品をモチーフにした**“パレットケーキ”やラテ**、最新の“浜田ゴリラ”を取り入れた**「浜田ゴリラテ」、店名を冠した「はまだまさとティー」など、遊び心あるメニューが並びます。ロゴには直筆のコーヒーカップ**イラスト。一部メニューはテイクアウトも可で、ギャラリーカフェ・キオスクでも購入できます。

グッズ&公式図録

オフィシャルグッズショップ**「雑貨 はまだショプとし」がオープン。描き下ろし作品を用いたアイテムのほか、ストリートブランドSAPEur**とのコラボ商品、豪華装丁の公式図録など“ここでしか”シリーズが充実します。

チケットの種類と価格(要点まとめ)

  • スペシャルプレビューDAYチケット(日時指定)

     **10/17(金)・18(土)**に入館可。先行でグッズ購入ができ、来場者限定アイテムも配布。2,500円(各日2,000枚/FANYチケット)。

  • 限定アートピース付チケット(期間内有効/抽選50枚)

     浅田政志さん撮影のキービジュアル写真に浜田雅功×浅田政志の直筆サイン入り、ED50のアート作品が付属。88,000円

  • 特典付チケット(期間内有効)

     オリジナル箔押しポストカードが付属。一般2,200円、専門・大学・高校生1,900円、4歳〜中学生1,600円(FANYチケット/先着)。

  • スタンダードチケット(日付指定)

     一般1,800円(当日2,000円)、専門・大学・高校生1,500円(同1,700円)、4歳〜中学生1,200円(同1,400円)。事前はFANY/専用オンライン/ローソンで販売、当日は会場窓口で終日販売。

チケット販売は、先行=9/16(火)11:00〜(抽選)一般=9/26(金)10:00〜(先着)。限定券は先行で予定数終了の場合、一般販売はありません。

販売開始の正式アナウンスは9/25発のプレスで、カフェやグッズの詳細も同時公開されています。

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浜田雅功という“作者”をどう観るか

浜田さんはかつて、別領域へ挑む際に「プロやないんやから。バイト感覚やから」と照れ隠しのように語ってきました。しかし実際には、その都度一流のクリエイターが自然と集まり、強いインパクトの作品やムーブメントを生んできた人物です。今回は本人からの潔い一言——「やれ言うから、やるわ!」——が、アート領域への大規模展を動かしました。

お笑い的な“うまさ”ではなく、“線の強度”と“違和感”で勝負する——。そこに、意味を語り尽くさない余白と、観客の想像に委ねる開かれた態度が見て取れます。テレビで刻んできた“浜田の線”が、会場構成や映像、音声ガイド、カフェやグッズまで巻き込んだ**“総合演出としての展覧会”**に乗って、どんな新しい痕跡を残すのか。ここが本展最大の読みどころです。

来場計画のヒント

  • アクセス最適化:神谷町直結で天候を問わずスムーズ。終日券でもピーク(昼過ぎ〜夕方)は混みやすいので、開館直後夜の部を狙うと見やすいでしょう。

  • 限定品狙い:先行・限定チケットやコラボ商品は数量限定。最新の在庫・販売情報は公式サイト/Xでの告知を随時確認しましょう。

  • 鑑賞マナー:写真撮影や混雑時の動線などは会場ルールに従い、作品保護とスムーズな鑑賞にご協力を。詳細は現地掲示・スタッフ案内を参照してください(最新の注意事項は公式の更新をご確認ください)。

まとめ——“飛行雲”が残すのは、笑いの記憶か、線の記憶か

浜田雅功さんの初個展は、全点描き下ろしという潔さと、監修・デザイン・建築・写真・映像の強力な布陣により、単なる“芸能人の展覧会”という枠を超えた挑戦の場になっています。お笑いで培った“間”と“勢い”を、黒マジックの余白に託す——。その痕跡が、あなたの中でどのような飛行雲になるのか。会場で確かめてみてください。

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