2025年7月28日、神宮球場で行われた東東京大会決勝は、関東第一高校 vs 岩倉高校の注目カードでした。
ノーシードながら勝ち進んできた関東第一と、28年ぶりの甲子園出場を狙う岩倉。
灼熱のスタンドを埋め尽くす応援団とOBの声援に包まれ、試合は熱気を帯びてスタートしました。
東東京大会 決勝スコア
┃ 球場:神宮球場
┃ 日付:2025年7月28日(月)
┃ 試合形式:9回制(延長なし)
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 合計 | 安打 | 失策 |
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岩倉高校 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 2 |
関東第一高校 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | × | 7 | 14 | 1 |
試合展開ハイライト
序盤(1〜3回)
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2回表:岩倉が先制!
6番・上原慶大の三塁打から7番・高橋歩夢がタイムリー。まずは岩倉が1点を奪う。 -
関東第一は無失点のまま反撃を待つ展開。
エース坂本慎太郎はこの1点で目を覚まし、以降は切れ味あるスライダーで岩倉打線を封じる。
中盤(4〜6回)
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4回裏:関東第一が同点!
犠牲フライで1点を返し、試合を振り出しに。 -
5回裏:一気に逆転!
越後駿祐の適時二塁打で2点勝ち越し、さらに小林響葵がタイムリーで加点。
この回だけで3点を奪い、試合の流れを掌握しました。
終盤(7〜9回)
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追加点で突き放し!
8回に坂本自身のタイムリー、越後の犠牲フライで2点を追加し7-1。 -
9回表:坂本の最後の力投!
ストレートとスライダーで2者連続三振。最後は三ゴロに打ち取り、関東第一が堂々の勝利を収めました。
両チームの活躍選手
関東第一高校
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坂本 慎太郎(投手・3年)
126球完投、8奪三振。投げてはエースの責任を果たし、打撃でもタイムリーを放つ二刀流の活躍。 -
越後 駿祐(外野手・3年)
5回の勝ち越しタイムリー二塁打、8回の犠牲フライで計3打点。チャンスでの勝負強さが光りました。 -
小林 響葵(内野手・3年)
5回に追加点となるタイムリーを放ち、試合を優位に進める立役者。
岩倉高校
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上原 慶大(内野手・3年)
先制の三塁打でチームに流れを呼び込む一打を放ちました。 -
高橋 歩夢(外野手・3年)
上原をホームに返す先制タイムリー。鋭いスイングで存在感を発揮しました。
スタンドの熱狂とOBの声援
昨夏の甲子園準優勝メンバーを含む多くのOBがスタンドから声援を送り、後輩たちの躍動に拍手喝采。
試合後は「今年こそ日本一を」と期待を寄せる声が相次ぎました。
まとめと展望
7-1で岩倉を破り、2年連続の甲子園切符を手にした関東第一。
ノーシードでの快進撃は、エース坂本を中心にした堅実な野球の賜物です。
この勢いのまま、甲子園で昨夏の雪辱を果たすことができるのか、全国の注目が集まります。
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