2025年に大阪万博が開催予定なのはご存知の方が多いと思いますが、具体的にはどのようなものが体験できるのか、知らない方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は2025年4月開催予定の大阪万博の概要や見どころについてまとめました。
大阪万博概要
開催期間はいつからいつまで?
実施期間:2025年4月13日(日)〜10月13日(月)
期間中は、入場チケットさえあればいつでも会場内に入れます。
どこで開催されているの?
大阪万博の会場は大阪市の夢洲(ゆめしま)で開催予定で、人工島として開発されています。
この人工島は、大阪湾に面しており、万博のために特別に整備されています。
また、公園や緑地が多く、自然を感じながら様々なイベントを楽しめる場所です。
万博の歴史
万博は、1851年にロンドンのハイドパークで初めて開催されました。
万博名は「第1回ロンドン万国博覧会」で約25ヶ国が参加し、ビクトリア女王なども訪れるなど、今までにない盛り上がりを見せたイベントとなりました。
日本が初めて万博に出展したのは、1867年の「第2回パリ万博」です。1867年以降、日本では以下のような万博が開催されてきました。
- 1970年:日本万国博覧会(大阪万博)
- 1975年:沖縄国際海洋博覧会(沖縄海洋博)
- 1985年:国際科学技術博覧会(つくば博)
- 1990年:国際花と緑の博覧会(花博)
- 2005年:2005年日本国際博覧会(愛・地球博)
前回の2005年日本国際博覧会から20年の時を経て、2025年には日本国際博覧会(大阪・関西万博)が開催されます。
開催の目的
大阪万博の開催の目的は、SDGsの達成・Society5.0の実現・地域経済活性化現です。
国連が2030年に掲げた「持続可能な開発目標」に向けて、世界中の人が協力し合うプラットフォームとなる見込みです。
また、人手不足によるさまざまな社会問題を解決するために、人間の能力が不要となる社会活動を目指しています。
入場料金と購入場所
では大阪万博2025年はいくらで、どこから購入できるのでしょうか?
チケットの購入場所は大阪万博公式サイトから購入ができます。
大人料金から子供料金まで3つに分けられています。
大人:18歳以上
中人:満12歳以上17歳以下
小人:満4歳以上11歳以下
- 年齢は2025年4月1日時点の満年齢です。
- 3歳以下の方は無料です。
- 価格は税込です。
チケットの種類 | 入場料金 | 内容 | 購入期間 |
開幕券 |
大人:4,000円 中人:2,200円 小人:1,000円 |
開幕日から2025年4月26日まで1回入場可能なチケット |
ー |
前期券 |
大人:5,000円 中人:3,000円 小人:1,200円 |
開幕日から2025年7月18日まで1回入場可能なチケット |
ー |
超早割一日券 |
大人:6,000円 中人:3,500円 小人:1,500円 |
期間限定販売で、会期中いつでも1回入場可能なチケット |
2023年11月30日から2024年10月6日まで |
早割一日券 |
大人:6,700円 中人:3,700円 小人:1,700円 |
期間限定販売で、会期中いつでも1回入場可能なチケット |
2024年10月7日から2025年4月12日まで |
通期パス |
大人:30,000円 中人:17,000円 小人:7,000円 |
開幕日から2025年10月3日まで、毎日11時以降に入場可能なチケット |
来場前に最大3回の来場日時予約が可能です。 |
夏パス |
大人:12,000円 中人:7,000円 小人:3,000円 |
2025年7月19日から8月31日まで、毎日11時以降に入場可能なチケット |
来場前に最大2回の来場日時予約が可能です。 |
特別割引券(障がい者手帳等をお持ちの方と同伴者1名分の購入できる) |
大人:3,700円 中人:2,000円 小人:1,000円 |
障がい者手帳等をお持ちの方と同伴者(介助者)1名が購入できるチケット |
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一日券 |
大人:7,500円 中人:4,200円 小人:1,800円 |
会期中に購入できて、いつでも1回入場可能なチケット |
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平日券 |
大人:6,000円 中人:3,500円 小人:1,500円 |
会期中に購入できて、「平日」の午前11時以降に1回入場可能なチケット |
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夜間券 |
大人:3,700円 中人:2,000円 小人:1,000円 |
会期中に購入できて、「17時以降」に1回入場可能なチケット |
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団体割引チケット |
一般団体:1,500円〜 学校団体:1,000円〜 |
15名以上の一般団体が、1回、同時入場可能なチケット |
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参照:チケットの種類と価格
見どころ5選!
大阪万博の見どころは、以下の5つです。
- Society5.0に向けた最新技術
- 企業・団体による13の民間パビリオン
- 世界160ヶ国のパビリオン
- 大阪万博のシンボル「大屋根リング」
- EXPO共創事業
それぞれの魅力について詳しく見ていきましょう。
Society5.0に向けた最新技術
大阪万博では、Society5.0に向けた最新技術が数多く展示される予定です。
「Society5.0」とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムによって、経済発展と社会課題の解決を両立する人間中心の社会のこと。
もう少し具体的に説明すると、IoT(物のインターネット)、AI(人工知能)、ロボティクス、ビッグデータなどの最新技術によって、地球規模の課題を解決される新たな社会が「Society5.0」だ。
EXPO2025の基本計画では、以下のような技術が体験できると記載されています。
- 空飛ぶクルマ
- MaaS (Mobility as a Service)
- 5Gネットワーク
- 自動翻訳
- 人と共存するロボット
特に、空飛ぶクルマはANA、JAL、丸紅、SkyDriveなどの大手会社が運行する予定であるため、注目されること間違いないでしょう。
また、5GネットワークとARを組み合わせた、次世代SNSの展示も期待されています。
企業・団体による13の民間パビリオン
民間パビリオンでは、13もの民間企業・団体が、テーマに沿って個性豊かな展示や演出を行います。
主要な民間パビリオンは、以下のとおりです。
- NTT:パビリオン “Natural”
- 電力館:可能性のタマゴたち
- パナソニックグループ:パビリオン「ノモの国」
- 吉本興業:よしもとwaraii myraii館
- 住友グループ:住友館
あのNTTや吉本などからも出展されています。
民間企業や団体が思い描く理想の未来社会を、リアルに体験できるでしょう。
世界160ヶ国のパビリオン
大阪万博では国内だけでなく、世界160カ国以上の国や地域、国際機関や13の民間企業・団体、各界のトップランナー8名が、「いのち輝く未来社会」への取り組みをパビリオン(仮設の展示会)で展示します。
このパビリオンこそが大阪・関西万博の目玉と言っても過言ではありません。
それぞれの国が、サブテーマまたはSDGsの17のゴールから一つ選び、その達成に向けた未来社会の姿を描きます。
展示する国の一例は、以下のとおりです。
- アゼルバイジャン共和国
- アメリカ合衆国
- イタリア共和国
- ウズベキスタン共和国
- オマーン
- スイス連邦
2025年の大阪万博は、世界中の国々がそれぞれの特色を持ち寄り、未来社会のビジョンを共創する重要なイベントです。
内容もパビリオンごとに大きく異なるため、ぜひ一つひとつのパビリオンを巡っていただきたいと思います。
大阪万博のシンボル「大屋根リング」
大阪万博のシンボル「大屋根リング」も、見逃せない魅力の一つです。
この建物は、新型コロナウイルス禍で分断された世界を再び一つにし、「多様でありながら、ひとつ」という大阪万博の理念を具現化しています。
建築面積は約6万㎡、高さ12m、内径は約615mとなっており、世界最大級の木造建築物と言えるでしょう。
また、リングの上からは会場全体や瀬戸内海を見渡せるため、日本の美しい海や空と一体化した体験ができます。
EXPO共創事業(EXPO Co-creation Project)
EXPO共創事業は万博の開催前から行われている取り組みで、社会課題解決に向けて世界中の人々が考え、集い、意見を交換し、一人ひとりが行動(アクション)を起こし、世の中に共創を生み出すことを目的とした取り組みです。
それぞれの活動を、インターネット上のプラットフォーム(EXPO COMMONS)でシェアすることにより、物理的な距離を問わず活動するコミュニティが繋がり、新しいアクションを創出していくことを目指します。
EXPO COMMONSは、大阪万博2025の重要な要素の一つで、バーチャル空間を活用した革新的なプラットフォームです。
オンライン上で展開される「もう一つの万博」として機能し、会場に行けない人々も大阪万博を楽しみ、社会課題について考える場に参加できます。
国境や人種、文化を超えて、世界中の人々が参加できる魅力的なプラットフォームです。
参考:EXPO共創事業
まとめ
今回は大阪万博の概要と見どころについて解説してきました。
引き続き情報がありましたら更新していきたいと思います。
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