出入国在留管理庁が実施している「在留外国人に対する基礎調査」が、あらためて注目されています。
この調査は、日本で暮らす在留外国人が、仕事、生活、日本語、医療、行政手続、相談先、差別や困りごとなどについて、どのような状況に置かれているのかを把握するためのものです。
令和6年度の調査では、日本での生活に「満足している」「どちらかといえば満足している」と答えた人が88.2%とされています。数字だけを見ると、多くの在留外国人は日本での生活に満足していることになります。
一方で、見逃してはいけないのは、その裏側です。
在留外国人が増え続ける中で、不法滞在、不法就労、社会保険や税の未納、偽装滞在、来日外国人犯罪、地域トラブル、日本人側の負担増といった問題も現実にあります。
もちろん、すべての外国人を一括りにして批判するべきではありません。日本で真面目に働き、納税し、地域に溶け込んでいる外国人も多くいます。
しかし、ルールを守らない一部の外国人まで「多文化共生」や「支援」の名のもとに甘く扱えば、最終的に割を食うのは日本人です。税金、治安、医療、教育、自治体窓口、地域の暮らし。その負担は、静かに日本社会へ積み上がっていきます。
この記事では、「在留外国人に対する基礎調査」の内容をわかりやすく整理しつつ、不良外国人や不法滞在の問題、日本人を守るために必要な制度改善まで、かなり踏み込んでまとめます。
在留外国人に対する基礎調査とは?
「在留外国人に対する基礎調査」は、出入国在留管理庁が実施している調査です。
目的は、日本で暮らす在留外国人が、職業生活、日常生活、社会生活の中でどのような問題を抱えているのかを把握し、外国人との共生施策の企画や立案に活かすことです。
令和6年度調査は、18歳以上の中長期在留者や特別永住者を対象に行われました。調査では、日本での生活満足度、日本語学習、情報入手、相談対応、医療、行政サービス、就労、住居、子育て、差別経験など、幅広い項目が扱われています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査主体 | 出入国在留管理庁 |
| 主な対象 | 18歳以上の中長期在留者、特別永住者など |
| 調査目的 | 在留外国人の生活実態や困りごとを把握し、共生施策に活かすこと |
| 主な調査項目 | 生活満足度、日本語、仕事、医療、住居、行政手続、相談先、差別経験など |
| 令和6年度の特徴 | 日本での生活に満足している人が88.2%とされています。 |
| 令和7年度調査 | 2025年10月18日から11月9日に実施され、結果公表が待たれています。 |
調査そのものは、日本に住む外国人の実情を知るうえで重要です。
日本語がわからず行政情報にアクセスできない、病院で困る、職場でトラブルになる、住居を借りにくいといった問題は、放置すれば地域の混乱にもつながります。
ただし、ここで注意したいのは、この調査は主に「在留外国人が何に困っているか」を把握するためのものだという点です。
つまり、日本人側がどれだけ負担しているか、日本人住民がどれだけ不安を感じているか、不法滞在者や犯罪者にどう困っているかまでは、十分に見えにくい構造です。
時系列で整理|外国人受け入れと調査の流れ
日本では、少子高齢化や人手不足を背景に、外国人労働者や在留外国人の受け入れが拡大してきました。
その一方で、受け入れが拡大するほど、生活支援、地域共生、治安、社会保障、入管管理の問題も大きくなっています。
| 時期 | 主な動き | ポイント |
|---|---|---|
| 近年 | 人手不足を背景に外国人材の受け入れが拡大 | 技能実習、特定技能、技人国、留学など、さまざまな在留資格で外国人が増加しました。 |
| 令和6年度 | 在留外国人に対する基礎調査を実施 | 生活満足度、日本語、医療、就労、相談先などが調査されました。 |
| 令和7年 | 在留外国人数が400万人を超える規模に | 令和7年末時点で在留外国人数は412万5,395人とされています。 |
| 令和7年 | 不法残留者数も公表 | 不法残留者数は6万8,488人とされています。 |
| 令和7年度 | 新たな基礎調査を実施 | 2025年10月18日から11月9日に実施され、結果公表が待たれています。 |
在留外国人が400万人を超えるというのは、もはや一部の都市だけの話ではありません。
地方の工場、農業、介護、建設、飲食店、コンビニ、物流、学校、病院、自治体窓口。あらゆる場所で外国人住民や外国人労働者と向き合う時代になっています。
だからこそ、「外国人が困っているから支援しよう」だけでは足りません。
同時に、「日本人住民が困っていないか」「制度を悪用する外国人を排除できているか」「自治体や現場に過剰な負担がかかっていないか」も見なければなりません。
基礎調査で見えること|外国人側の生活課題
基礎調査から見えるのは、在留外国人が日本で暮らすうえで抱える具体的な困りごとです。
たとえば、日本語での情報入手、病院での会話、行政手続、職場でのコミュニケーション、住居探し、子どもの教育、相談先の不足などがあります。
| 分野 | 想定される課題 | 社会への影響 |
|---|---|---|
| 日本語 | 行政情報、病院、学校、職場で意思疎通が難しい | 誤解やトラブル、手続きミスにつながります。 |
| 医療 | 症状説明、制度理解、支払い方法で困る | 医療機関側の負担が増えます。 |
| 就労 | 労働条件、賃金、転職、職場トラブル | 不法就労や低賃金労働の温床になる可能性があります。 |
| 住居 | 賃貸契約が難しい、保証人がいない | 住宅トラブルや地域摩擦につながる場合があります。 |
| 行政手続 | 税金、保険、年金、在留手続がわかりにくい | 未納や未加入が起きると、最終的に制度全体の負担になります。 |
こうした課題を把握すること自体は必要です。
日本語がわからないまま働かせる、制度を理解しないまま暮らさせる、相談先がないまま放置する。その結果、問題が深刻化すれば、結局は地域社会に跳ね返ります。
ただし、支援するなら条件も必要です。
日本に住む以上、日本語を学ぶ努力、税金や保険を支払う義務、地域ルールを守る姿勢、日本の法律に従う覚悟は当然求められるべきです。
支援だけ手厚くし、義務を果たさない外国人まで甘やかすなら、それは共生ではなく制度のただ乗りです。
見落としてはいけない裏側|不法滞在と不良外国人の問題
在留外国人の生活課題を調査する一方で、同時に見なければならないのが、不法滞在や犯罪の問題です。
令和7年における不法残留者数は6万8,488人とされています。これは、在留期限を過ぎても日本に残っている人たちです。
また、警察庁の来日外国人犯罪情勢では、令和7年中の来日外国人の総検挙人員は1万2,777人、刑法犯検挙人員は7,333人とされています。さらに、総検挙人員のうち不法滞在者の割合は29.8%とされています。
| 項目 | 確認できる数字 | 見るべきポイント |
|---|---|---|
| 在留外国人数 | 412万5,395人 | 初めて400万人を超える規模になっています。 |
| 不法残留者数 | 6万8,488人 | 減少傾向とはいえ、依然として多数存在します。 |
| 来日外国人の総検挙人員 | 1万2,777人 | 前年比で増加しています。 |
| 刑法犯検挙人員 | 7,333人 | 前年比15.2%増とされています。 |
| 総検挙人員に占める不法滞在者割合 | 29.8% | 不法滞在が犯罪リスクと結びつきやすい現実を示しています。 |
この数字を見れば、「外国人は困っているから支援しましょう」だけでは済まないことがわかります。
もちろん、犯罪をする外国人は一部です。多くの在留外国人は真面目に生活しています。
しかし、一部であっても、不法滞在、不法就労、窃盗、薬物、偽装滞在、在留カード偽造などが起きている以上、行政は厳しく管理すべきです。
ルールを守らない外国人まで守る必要はありません。
日本で暮らしたいなら、日本の法律、日本の税制度、日本の地域ルールを守る。これが最低条件です。
日本人が割を食っていると感じる理由
ネット上で反発が強まっている理由は、単なる排外感情だけではありません。
多くの人が感じているのは、「日本人には厳しいのに、外国人には支援ばかり手厚いのではないか」という不公平感です。
日本人は、税金、社会保険料、年金、医療費、物価高、住宅費、教育費に苦しんでいます。
その一方で、外国人向けの相談窓口、多言語対応、生活支援、通訳、行政サービスが税金で整備されていくと、「その負担は誰が払っているのか」という疑問が出ます。
日本人側に積み上がる負担
- 自治体窓口の多言語対応コスト
- 学校現場での日本語支援や通訳対応
- 医療現場での説明・通訳・未払い対応
- 地域住民との生活ルール摩擦
- 不法就労や低賃金競争による労働環境の悪化
- 治安悪化への不安
- 税金や社会保険の未納への不満
真面目に働いて納税している外国人への支援なら、まだ理解できます。
しかし、不法滞在者、税や保険を払わない人、犯罪に関わる人、地域ルールを守らない人まで、同じように「困っている外国人」として扱うなら、日本人が怒るのは当然です。
共生という言葉は便利ですが、義務を果たさない人まで甘やかすための言葉にしてはいけません。
基礎調査だけでは見えにくい“日本人側の被害”
在留外国人に対する基礎調査は、外国人側の困りごとを把握するための調査です。
しかし、外国人政策を考えるなら、日本人住民側の実感も同時に調べるべきです。
たとえば、外国人住民が増えた地域で、ゴミ出し、騒音、交通ルール、学校現場、病院、賃貸トラブル、職場トラブルがどう変化したのか。日本人側がどのような不満や不安を抱えているのか。
ここを調べずに、外国人側の声だけを政策に反映すれば、現場感覚とズレた支援策になります。
| 調査すべき日本人側の項目 | 理由 |
|---|---|
| 地域トラブルの増減 | ゴミ出し、騒音、生活マナー、交通ルールなどの実態を把握するためです。 |
| 学校現場の負担 | 日本語指導、保護者対応、通訳対応の負担を見える化する必要があります。 |
| 医療機関の負担 | 通訳、未払い、制度説明の負担を把握する必要があります。 |
| 自治体窓口の負担 | 多言語対応や生活相談の人員コストを確認する必要があります。 |
| 治安への不安 | 実際の犯罪統計と住民不安の両方を見る必要があります。 |
| 税・社会保険の公平感 | 日本人が負担ばかり増えていると感じる背景を把握する必要があります。 |
外国人側の困りごとだけを聞き、日本人側の負担を聞かないのは不公平です。
本当に共生を目指すなら、受け入れる側の日本人が納得できる制度設計が必要です。
公式発表や統計で確認できること
現時点で確認できる主な内容を整理します。
- 在留外国人に対する基礎調査は、出入国在留管理庁が実施しています。
- 調査は、在留外国人の職業生活、日常生活、社会生活上の問題点を把握するために行われています。
- 令和6年度調査では、日本での生活に満足している人は88.2%とされています。
- 令和7年末時点の在留外国人数は412万5,395人とされています。
- 令和7年における不法残留者数は6万8,488人とされています。
- 令和7年中の来日外国人の総検挙人員は1万2,777人とされています。
- 令和7年中の来日外国人の刑法犯検挙人員は7,333人とされています。
- 来日外国人の総検挙人員に占める不法滞在者の割合は29.8%とされています。
一方で、断定できないこともあります。
- 在留外国人全体が犯罪リスクであるとは言えません。
- 不法滞在者全員が犯罪をしているわけではありません。
- 外国人支援策のすべてが無駄とは言えません。
- 地域ごとの実態は、自治体や産業構造によって大きく異なります。
ただし、だからといって問題を小さく見せる必要もありません。
在留外国人が400万人を超え、不法残留者が数万人規模で存在し、来日外国人犯罪の検挙人員も増えている以上、管理強化は避けて通れません。
なぜ今この調査が話題になるのか
在留外国人に対する基礎調査が話題になる理由は、日本社会がすでに外国人受け入れの転換点に入っているからです。
以前は、外国人労働者は一部の業界や都市部の話と見られていました。しかし現在は、地方も含めて生活の中に外国人住民が増えています。
その中で、外国人支援を進める一方、日本人側の不安や不満が置き去りになっていると感じる人が増えています。
話題になっている主な理由
- 在留外国人数が400万人を超える規模になったこと
- 外国人支援策が増える一方、日本人側の負担が見えにくいこと
- 不法滞在や不法就労への不安があること
- 来日外国人犯罪の検挙人員が増加していること
- 地域トラブルや生活マナー問題がSNSで拡散されやすくなったこと
- 税金や社会保険をめぐる公平感への不満が強まっていること
日本人が求めているのは、外国人を一律に排除することではありません。
ルールを守る人は受け入れる。しかし、ルールを守らない人、制度にただ乗りする人、不法滞在する人、犯罪に関わる人は厳しく排除する。その線引きをはっきりさせることです。
SNSやネット上の反応の傾向
SNSやネット上では、在留外国人への支援策に対して厳しい反応が増えています。
特に多いのは、「外国人の困りごとばかり調べて、日本人の負担を調べていないのではないか」「まず不法滞在者を減らすべき」「税金で支援するなら義務も厳しくすべき」といった反応です。
一方で、「真面目に働いている外国人まで敵視すべきではない」「人手不足の現場では外国人労働者が必要」「支援がないとトラブルが増える」という慎重な意見もあります。
反応の傾向まとめ
- 外国人支援に税金を使いすぎではないかという反応
- 不法滞在や不法就労への厳罰化を求める反応
- 日本人側の負担も調査すべきという反応
- 生活保護や医療制度へのただ乗りを警戒する反応
- 真面目な外国人と不良外国人を分けて扱うべきという反応
- 多文化共生の前にルール遵守を徹底すべきという反応
実際の投稿を引用しない場合は、個別の声を作らず、こうした全体的な反応の傾向として整理するのが自然です。
日本人を守るために必要な制度改善
今後必要なのは、外国人支援の拡充だけではありません。
むしろ、支援と同時に管理を強化しなければ、日本人の不公平感はさらに強まります。
1. 不法滞在者への対応をさらに厳格化する
在留期限を過ぎても日本に残る人に対しては、早期発見、就労先の摘発、退去強制の迅速化が必要です。
不法滞在者が働ける環境を残せば、まじめに働く日本人や正規在留外国人の労働環境が悪化します。
2. 税・社会保険の未納チェックを強化する
日本で暮らす以上、税金や社会保険料を払うのは当然です。
未納のまま在留を続ける、医療だけ利用する、制度にただ乗りするようなケースは厳しく見直すべきです。
3. 犯罪歴・迷惑行為と在留資格を連動させる
重大犯罪だけでなく、繰り返しの窃盗、薬物、偽造在留カード、不法就労助長、地域での悪質な迷惑行為などは、在留資格の更新や永住審査で厳しく見るべきです。
4. 日本語能力を重視する
日本で長く暮らすなら、最低限の日本語能力は必要です。
日本語ができないまま支援だけを求める構図は、学校、病院、自治体、職場に負担を押し付けます。
5. 日本人側の負担調査を実施する
外国人側の困りごとだけでなく、日本人住民、自治体職員、学校、病院、企業、地域コミュニティがどれだけ負担しているのかを調査すべきです。
共生政策を作るなら、受け入れる側の声も同じ重さで扱う必要があります。
今後の注目点
- 令和7年度の基礎調査結果で、生活満足度や困りごとがどう変化するか
- 在留外国人数がさらに増えるのか
- 不法残留者数がどこまで減るのか
- 来日外国人犯罪の増加傾向が続くのか
- 永住者や長期在留者への管理が強化されるのか
- 自治体や学校、医療現場の負担が可視化されるのか
- 不法就労助長や偽装滞在への取締りが強まるのか
外国人受け入れは、きれいごとだけでは続きません。
人手不足だから受け入れる。困っているから支援する。ここまでは理解できます。
しかし、義務を果たさない人まで支援し、ルール違反に甘く、負担は日本人に押し付けるという形では、社会の納得は得られません。
まとめ|支援だけではなく、厳格な管理が必要
在留外国人に対する基礎調査は、日本で暮らす外国人の生活実態や困りごとを把握するための重要な調査です。
令和6年度調査では、日本での生活に満足している在留外国人は88.2%とされています。この数字を見ると、多くの外国人にとって日本は暮らしやすい国だといえます。
一方で、日本側の負担も無視できません。
令和7年末の在留外国人数は412万5,395人、不法残留者数は6万8,488人とされています。さらに、来日外国人の総検挙人員は1万2,777人、刑法犯検挙人員は7,333人とされています。
もちろん、在留外国人全体を犯罪者のように扱うべきではありません。真面目に働き、納税し、日本社会に貢献している外国人は多くいます。
しかし、ルールを守らない外国人、不法滞在者、不法就労者、犯罪に関わる者、税や保険を負担しない者まで甘く扱う必要はありません。
日本で暮らすなら、日本の法律を守る。税金を払う。社会保険に加入する。地域ルールを守る。日本語を学ぶ努力をする。これらは最低限の条件です。
支援は、ルールを守る人に向けるべきです。
制度にただ乗りする人や、不法に居座る人にまで税金を使い続けるなら、日本人が割を食う構図はさらに強まります。
今後必要なのは、在留外国人の困りごと調査だけではありません。日本人側の負担調査、不法滞在者の排除、不法就労助長の摘発、税・社会保険未納への対応、犯罪歴と在留資格の連動、日本語能力の重視です。
本当に守るべきなのは、国籍ではなく、ルールを守る人が損をしない社会です。


コメント